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ステップ❶ タスクのリストアップ
あなたが今後の1週間でやろうと思っていることをすべて書き出します。「企画書の作成」のような仕事上のタスクはもちろん、「もっと運動をする」や「食事の改善」のような日常のタスクでも構いません。集中力が続かないタスク、やる気が出やすいタスク、なんとなく放置しているタスクなど、ジャンルは問わずに思いつくだけリストアップしてください。
ステップ❷ SSCクエスチョン
リストアップしたすべてのタスクについて、以下の質問の答えを考えてみましょう。
Q1 社会的価値の質問
あなたがすでにそのタスクを達成し、周囲の人間に成果を報告しているところを想像してください。そのタスクを達成したことで、あなたの会社、仲間たち、家族、コミュニティにどのような良い影響があったでしょうか? そのタスクに時間を使ったことで、みんなは喜んでくれたでしょうか?
- 周囲の人たちに確実に価値があった=4点
- 周囲の人たちに少しは価値があった=3点
- 周囲の人たちに良い影響も悪い影響もなかった=2点
- 悪い影響があった=1点
Q2 緊急性の質問
あなたの家族が急病で倒れ、毎日2~3時間を看病に使わねばならないと想像してください。このようなシチュエーションで、あなたが選んだタスクにはどれぐらいの緊急性があるでしょうか?
- その日の一番最初にやらねばならない=4点
- 最低でも今日中には終わらせねばならない=3点
- 時間が余っていればやったほうがよい=2点
- やらなくても問題はない=1点
【Q3 個人的価値の質問】
すでにあなたは仕事で大成功を収め、使いきれないほどのお金を持ち、誰からも憧れられる名誉を手にしたと想像してください。このとき、あなたが選んだタスクにはどれぐらいの価値があるでしょうか?
- 成功者になってもそのタスクは絶対にやる=5点
- 成功者になってもそのタスクはやる=4点
- やるかもしれないしやらないかもしれない=3点
- 成功者になったら多分やらない=2点
- 成功者になったら絶対にやらない=1点
【Q4 移譲の質問】
信頼できる仲間が、あなたに「どんな仕事でも手伝います」と申し出てきたシーンを想像してください。このとき、あなたはそのタスクをどうしますか?
- このタスクは自分にしかできないので、仲間にも任せない=5点
- このタスクは他の人でもできるが、自分が行うのが最適だ=4点
- 少し道筋を作ってやれば、このタスクは他人に任せられる=3点
- このタスクは、ほぼ誰にでも任せることができる=2点
- そもそもやらなくても構わない=1点
ステップ❸ 価値が低い仕事の特定と分類
採点が終わったらすべての得点を合計してください。最終的な点数が10点以下だった場合は、そのタスクは価値が低いと考えられ、完全に放棄するか誰かに任せるのが得策だと判断できます。 点数が低いタスクを特定したら、続いてその作業を3つのカテゴリーに分類しましょう。
放棄タスク : すぐにやめても目立った悪影響がないタスク 委任タスク: 最小限の手間で他人に任せることができるタスク 修正タスク : 内容を見直せば価値を高められるタスク
あとはこの分類に従って、タスクを完全に放棄するか、誰かに任せるかを決めて終了です。 このエクササイズを最後まで行うと、自分が意外なことに時間を浪費していたことを理解できるでしょう。ロンドン・ビジネススクールの研究では、この手法を使った被験者は、以下のような証言をするケースが多かったと報告しています(20)。
事務作業の47%、調整業務の41%は他人に任せても問題がない 社外の連絡作業の35%は他人に任せることができる 上司との人間関係を構築する作業の21%も他人に任せられる
言われてみれば、日々の仕事や勉強の中で、どうしても自分がやらねばならないタスクは意外と少ないものです。その事実にうっすらと気づきながらも、他人に指示を出す際の手間や罪悪感に邪魔され、本来は不要な作業に時間を浪費している人も多いのではないでしょうか。 一見めんどうなエクササイズですが、慣れれば1回20分とかからず全ステップを終えることができます。週のはじめに行うだけで大きな効果が期待できるため、予期が多い自覚のある方はお試しください。