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資産運用
毎月20万円積み立てるならQQQとQQQMどちらにすべきか?
結論(ショート)
- 特定口座・SBI・毎月20万円の定期買付という前提では、**10~15年くらいまでは QQQ の方が総コストは安い可能性が高い**。
- 15年以上の超長期で「買って持ち続ける」前提なら QQQM が逆転しやすい。
前提条件
- 証券会社: *SBI証券*(米国株式・ETF定期買付)
- 取引手数料(課税口座): 1注文あたりの約定代金 × 0.45%(税込0.495%)
- 最低手数料: 0 USD(0.01 USD未満の場合)
- 上限手数料: 20 USD(*税込 22 USD*)
- 手数料の対象: *QQQ は買付手数料=無料*、*QQQM は上記手数料がかかる*。
- 経費率(ファンドの保有コスト):
- QQQ: 0.20%
- QQQM: 0.15%
- 差分: 0.05%(= 0.0005/年) → 残高に比例して効いてくる
- 積立設定: 毎月20万円 を1回/⽉
- 為替・配当・貸株などの副次的コストや税は*本メモでは無視*(比較の骨格に集中)
- 参考の期待リターン: *年率6%*(ざっくりの目安)
手数料の影響(QQQMのみに発生)
- 1回あたりの買付代金: 200,000 円 → 手数料 0.495% = 990 円/回
- 年間の買付回数: 12 回 → 年 11,880 円
- 手数料上限の目安(1回の上限22 USD到達ライン):
- 約定代金が *4,444 USD 超*で頭打ち
- 参考:USD/JPY = 155 のとき、*約 69 万円/回* が目安
経費率差の影響(QQQが高い→QQQMが有利)
- 経費率差: 0.05% = 0.0005/年 → 年間コスト差 = 平均残高 × 0.0005
- 「手数料(約 11,880 円/年)」と「経費率差」の*損益分岐*は:
- 平均残高 ≈ 11,880 / 0.0005 = *2,376 万円*(概算)
- 毎月20万円の積立だけで到達するのは *約10年強*(元本ベース)。
- 実際は運用益で残高が増えるため、総コスト逆転は*もう少し先*になりやすい。
ざっくり試算(年率6%、税・為替・配当再投資コスト等は無視)
以下は QQQ(買付手数料0円) と QQQM(買付手数料あり・経費率低い) の総コスト差のイメージ。 QQQM の「買付手数料」と、QQQ の「経費率の高さ」を相殺し合ったときの*有利/不利*の目安。
| 期間 | どちらが有利 | 概算の差額(QQQM - QQQ) |
|---|---|---|
| 5年 | QQQ | 約 -4.2 万円 |
| 10年 | QQQ | 約 -4.5 万円 |
| 12年 | QQQ | 約 -3.1 万円 |
| 15年 | QQQM | 約 +0.6 万円 |
| 20年 | QQQM | 約 +12.7 万円 |
※あくまで *目安*。期待リターン(年4%/0%など)や為替・配当再投資の扱い、買付のタイミング等で前後します。
- 目安:年率4%なら逆転は 約16年*、年率0%なら *約20年 程度。
実務的な選び方(まとめ)
- *10年未満~10数年**の積立 → 手数料0円の *QQQ が合理的。
- 15年以上の超長期で売らずに保有 → *QQQM*(経費率差が効いてくる)。
- *注文額をまとめる場合**:1回が *約70万円超 なら QQQM の手数料は *22 USDで頭打ち*。
- 例:年1回まとめ買い → 年間手数料は *22 USD 程度*(数千円)まで低下 → QQQMの逆転が早まる可能性。
- ただし「買い時まで現金を寝かせる *機会損失*」も増える点には注意。
注意点・補足
- 本メモは「積立時の売買手数料」と「経費率差」にフォーカスした 比較の骨格 です。
- 実運用では以下もパフォーマンスに影響します:
- 為替スプレッド/為替手数料、配当課税と再投資のラグ、貸株金利、信託報酬の計上方法の微差 など。
- 税制面:*特定口座で途中乗り換え*は *課税発生*(利益確定) → 超長期でQQQM有利と見通せるなら、最初からQQQM一本で通す判断も一案。
追試・再計算のお願い(任意)
次のパラメータを指定いただければ、*同じフォーマットで再計算*して出します。
- 毎月の積立額(円):例)200,000
- 想定リターン(年率 %):例)6, 4, 0
- 為替前提(USD/JPY):例)155(上限手数料の目安計算に使用)
- まとめ買いの有無と頻度:例)毎月/四半期/年1回
- 配当再投資の扱い:再投資する/しない